新ドロシー超越を使ってみた感想 サクッと編

グランプリ優勝レシピとして発表されていた新ドロシー入りの超越を使ってみた感想。

レシピ

最初は新ドロシーを入れる強みが全く分からなかったが、回しているうちに幾つか気づいたことがある。

一つはドロシーを入れることで7tクオン+超越の動きがしやすくなった。

従来は6tクオン、7t超越というのが鉄板の動きで【超越ウィッチ】が目指す理想ムーブ。ただし7t超越を行った後フィニッシャーがいなくてゲームを決められない事態がある程度の頻度で起きてしまうことがあった。そのため火力はなるべく相手プレイヤーに投げる等予めライフを減らしておく必要があったのだが、新ドロシーがドローソース兼中盤の打点となってくれたことでその問題が改善した。

ドロシーを中盤置くことでクオンを温存することが出来、かつアタッカー兼ドローソースとして戦線を支えることができる。≪炎の握撃≫が3枚投入されていることからも、ドロシーによるスペルブースト活かすこととと中盤戦をしっかり生き残るというコンセプトが伝わってくる。0コストスペル6枚体制はクオン超越をかなり安定して行えるようになっているのだ。

二つ目はドロシーがそのままフィニッシャーになりリーサル手段が増えたということ。

普通ドロシーの枠には≪クラシカルソーサラー≫が入るかと思われるが、単純に打点が1高いこと(クラシカルソーサラー2+形代1で3打点)、ドローしてきた火力からさらに打点を伸ばせることからリーサルにおいて、非常に頼りになる存在である。

またクオンが引けない、または引いているがリーサルに間に合わない時でも元が8コストのドロシーなら十分リーサルに間に合うし、6tクオンが突破されても式神のラストワードでコストが-5されるため超越とセットで打ちやすい。これはクオン+超越には無いメリット。

この構築の強い点はドロシー・クオンどちらから先に展開しても強い点である。従来は最速クオン着地が最も強く、また目指すゲーム展開でもあったがこの構築ならクオンを着地を無理せずゲームを進められる。≪運命の導き≫と≪炎の握撃≫がフル投入されていることから中盤のスペルブーストも非常に溜めやすい。

一方2コストのカードは9枚と、初動の枚数はかなり抑えられているためマリガンは慎重に行わなければならない。実際初動が3t目ということが多く発生した。また≪クラシカルソーサラー≫や≪虹の輝き≫も入っていないため当然アグロデッキへのガードも下がっている。教会やアグロVが流行るようならあまり使わない方が良いかなというのが個人的な感想。

しかし、9枚のドローソースのおかげで全体を通してリソース不足になることは殆どなく、ミッドレンジ以降の速度のデッキとならかなり渡り合える。クオンとドロシーという人気を集める2人を同時に使えるという楽しみもある。

まだまだ触り始めたばかりなので拙い文になってしまったが、デッキを回すのが非常に楽しいのでもっと回して詳しい記事を書きたい。

そして、このリストを作成した方に最大限の感謝を。とても楽しいデッキと出会うことができ、また超越の新しい可能性を発見することができました。ありがとう。

おわり