勝てない理由を考える会1 クオンはビビれよ可愛いを添えて
新弾リリースから1週間。ローテアンリミ共に環境を変えるには十分過ぎるカードたちが登場し、シャドバ界は賑わっている。
僕はリリース日当日から体調を崩していたため、本格的に対戦を始めたのは年が明けた1/1から。ローテはほぼほぼ触っておらず、アンリミで超越クオンを使い続けた。結果としてmp4000までは手堅く勝利を収めることが出来た。
しかしmp4000以降、ぱったりと勝てなくなった。今日昨日の2日間mpは増えるどころか減ってしまい焦ったため、現状把握のため筆を取った。
・勝てない理由〜環境を見極める〜
僕は以下のリストを回している。
環境において決して軽くない15コストと20コストのフィニッシャーを運用するために「エレメンタルコア」を採用。1ターンでも早いクオン超越の起動を目指して構築した。
中・低速デッキに対しての勝率は群を抜いて高く、クオンを一度場に出せば第2第3のクオンが連鎖的に場に出せる。トドメとばかりに超越を放つその光景は圧巻で、今までのスペルウィッチとはまた違ったデッキに仕上がった。
だがこのデッキの最大の欠点は、「アマツエルフ、疾走スペルウィッチ」に歯が立たない点である。
環境最大の攻撃力を武器に、頂点に君臨するアマツエルフ。手札のカードをバフするという、WLD期のニュートラルデッキを彷彿される動きは対処しづらく、アグロプランから溜めてからのotkまで器用にこなす。最速アマツから放たれる攻撃はなす術がなく、月末のナーフが待たれるばかりである。
環境トップのもう一角、スペルウィッチもクオンを始めとした式神を操るフォロワー達の登場によりデッキパワーの向上、アグロデッキへの耐性が増えたことで根強く環境に存在する。スペルウィッチも溜めに溜めてからの怒涛の攻撃は20のライフなど瞬く間に消え去ってしまう。
両者の共通点として手札のカードを強化していくことが挙げられる。アマツはバフで、スペルウィッチはスペルブーストで。ハンデスがほぼ存在しないシャドウバースに置いて、手札のカードへの対処は困難であり、俗に言う引いたもん勝ちな状況を作り出しているとも言える。
シャドウバースに於けるコントロールデッキは場に出たカードへの対処と大きいフォロワーを置く等、盤面への干渉に比重を置いたデッキであり、上記の超越クオンもそれに当たる。だがにどんなに強固な盤面を作ろうとも、手札に対しては何も干渉することはできないため、一度突破口を開けらてしまったが最後。疾走フォロワーによって蹂躙されるのみ。だから攻撃側が圧倒的に有利なゲームになっているのだ。アンリミテッドではそれが顕著である。歴代で受けに特化したデッキは幾つか出てきたが、非常に稀である。
端的に言うと超越クオンは環境に適したデッキではないのだ。mpが上昇する=環境デッキが多くなる=疾走デッキが多い環境において超越クオンではこれ以上は勝ちぬく事は難しい。最大値は高いデッキのため、誤魔化せることもあると思うが、基本的に不利なデッキを環境で使う事はストレスが溜まるだけである。
ラダーのように試行回数がものをいう事柄に於いてストレスを溜めない事は非常に大切な事である。ある種割り切れるデッキが一番良いのかもしれないと思い今日はアマツエルフを使ってみた。1日使っただけで何が分かるんだと思うが、キーカードへの依存度が高すぎて上位陣はよく回し続けられるなと思う。
対面していてもアマツのある無しで勝率が雲泥の差で変化し、使っても使われても面白くないデッキである。さっさとナーフが入って欲しいというのが正直なところである。
だが愚痴ったところで何も始まらない。愚痴る暇があれば1回でも多く試合して経験を積む方が建設的である。
まとめると、超越クオンは疾走フォロワーに対して弱く、それらが多い環境においては勝ち続ける事が難しい。それが勝てない理由である。
僕は基本的にプレイングではなくデッキ勝ちで勝利を積みたいタイプのプレイヤーである。そのためこれからも環境に適したデッキを探し続けたいと思う。
ここまで読んでくれてありがとう。ではまた。
・文末、本音(読まなくていいです。)
本当は負けに至る理由を沢山挙げてどう改善すればいいのか書くつもりだった。
勝てない理由
・デッキが弱い
・プレイングが甘い
・運が悪い
・相手がブン回り etc……
こんな感じで。ただデッキが弱い部分だけで掘り下げていったら1記事分出来上がったのでこれで良しとした。
正直今日は相手のブン回りに付き合わされたり、逆にこちらは何も出来なかったりが続いてかなり愚痴るつもりだったが冷静に分析することでメンタル的にも落ち着くことが発見出来たので良しとしよう。
とりあえずはアマツを回してみよう。嫌いなデッキだけれど、好みは回さない理由にならないからね。フラットにプレイしてみる。
終