しーぷのすこすこシャドバブログ

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稼げ!迅雷のごとく!!【旗ロイヤル調整録・構築解説編】

こんにちは。今日も今日とて2pickが楽しいしーぷです。

『ルーンの貫き』と『ミニゴブリンメイジ』がナーフされてからのランクマッチ環境は低速化が進んでいるように見える今日この頃。僕がいるA2帯はやたらとドラゴンが多い。今日もバハムートさんが盤面更地にしながらRise of Bahamutしてます。

 

さて、今回はそんな低速化が進んでいる中で作ったデッキの調整録を語りたいニキしようと思います。よろしくお願いします。

 

・【旗ロイヤル展開少なめ殺意マシマシ】

今回着手したデッキは軽量フォロワーとそれを強化する『王家の御旗』を使ったアグロデッキ、通称【御旗ロイヤル】の調整版です。調整版ですが従来の型とは異なったアプローチを図ったものとなっており、そこに至った理由を含め解説して行こうと思います。

構築内容・立ち回り方を述べていきますが全体文が長くなってしまったため【構築編】と【実践編】のふたつの記事に分割して解説していきます。決して、けっっっして記事を分割してアクセス数を稼ごうとかそんなこと微塵しか思ってません。よろしくお願いします。

 

・【御旗ロイヤル】選択の経緯

冒頭で触れましたが、現在(2017/3/13)のA2帯のランクマッチ環境は低速デッキが中心にいます。ランプドラゴンやコントロールロイヤルorヴァンパイアといった、序盤は相手の攻撃を凌ぎ、後半一気に捲るデッキが非常に多い。

環境が低速しているのならそこに漬け込むことができるのはアグロデッキ!相手の攻め手が来る前にゲームを終わらせることができる相性の良いデッキタイプです。

アグロデッキはあまり得意な部類では無いのですが、ここ最近コントロールタイプのデッキを使ってことごとく勝てなかったため、気分転換の意味も込めてアグロデッキを使うことにしました。それも使い慣れたものと手持ちのカードプールから【御旗ロイヤル】をチョイス。

一応【アグロヴァンパイア】も選択肢としてあったのですが、何というかこのデッキとは相性が悪い。フォロワーは引けないわ火力も引けないわ初手デモンストームインプランサーは当たり前といった具合にどうも上手く噛み合わない。才能が無い、そんな気がします。なので、昔使っていた【御旗ロイヤル】を引っ張り出してきた。そんな事情もあったりします。

 

・構築の変更点

まずは一般的な【御旗ロイヤル】のデッキレシピを見てみましょう。

 

サンプルレシピ

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 ※レシピは【GameWith】さん(URL:https://shadowverse.gamewith.jp/article/show/37552)から拝借しました。

 

基本戦略としては軽量フォロワーを多く展開し、4ターン目に『王家の御旗』を設置、フォロワーの攻撃力を爆発的に上げて一気に殴り勝つというものです。

素早い展開で多数のフォロワーによる「面」の攻撃が【御旗ロイヤル】の特徴です。他のアグロデッキと比べて展開力は群を抜いています。そうして展開したフォロワーを旗で強化した時の攻撃力は凄まじいものです。

第3弾から加入した『レヴィオンセイバー・アルベール』のおかげで攻撃力はより一層高まることと……ってあれーーー!?

アルベール君入ってないのかよ…。サイトによってアルベールが入ってたら入ってなかったり色々な構築があるようです。

 アルベールは必須レベルのカードだと思っていたので意外です。※最近は【アルベールロイヤル】というデッキが確立されているそうです。

 

取りあえず回した感想。弱い!

単純にフォロワーのサイズが小さく、【ドロシーウィッチ】と比べたらフォロワーの質は一目瞭然。小粒をたくさん展開したところで返しの相手ターンに討ち取られてお終いです。

また【アグロヴァンパイア】ほどダメージレースが早くなく、かつ攻撃以外でのダメージ手段が乏しいため体力3ぐらいある守護フォロワーを出されたらすぐに攻撃の手が止まってしまいます。

さらには『王家の御旗』がある無しで勝率の変化が大きく、これは旗に頼りすぎているも言えます。一定のカードに頼っていては数をこなせばならないランクマッチにおいて勝利を多く掴み取るのは難しいでしょう。

 

上記の点から【御旗ロイヤル】の問題点をまとめると以下のようになります。

・フォロワーサイズが小さい

・小型を展開したところで勝てない

・他のアグロデッキに比べて攻撃以外のダメージソースが少ない。

・『王家の御旗』に頼りすぎな構築

 

これらの問題点を克服するところからデッキを構築しました。

 

 ・「面」ではなく「点」による突破

現在私が使用しているリストは以下の通りです。

 

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最近流行りの【アルベールロイヤル】と【御旗ロイヤル】のハイブリット型です。一つ一つ説明していきましょう。

 

まずコンセプト。上記問題点から大量展開による「面」の攻撃から形を変え、1体の疾走フォロワーを強化して殴る「点」による一点突破攻撃によって1撃のダメージを大きく叩き込むというコンセプトです。

 単体で疾走を持つフォロワーをできる限り採用し、それらをサポートして殴り切る構築となっています。

 

抜いたカードについて。

全体感として「たら、れば」の要素が大きいカードを抜いています。

・『アセンティックナイト』

・『オースレスナイト』

従来の展開の要であるこの2枚。展開を広げるフォロワーはコンセプトに反するため全抜きです。というかこいつらが弱いと思って構築を弄り始めました。1/1や1/2が増えたところで現代シャドバ界は生き残れない!

 また『激励の舞』みたいな全体強化スペルはハマった時の爆発力は大きいですが、自分の場にフォロワーが居なければただの紙です。コストも重く、かつダブついた時に待っているのは敗北の二文字です。『王宮の御旗』も同様です。ダブついた時の悲惨さは目も当てられません。そのため2枚まで減らしています。

 

・『アドバンスブレーダー』

※補足:サンプルレシピの方にはこのカードは入っておりませんでした。すみません。

5ターン目に出すならアルベールを出して殴っていった方が確実にダメージを叩き込めます。またサーチして持ってきたカードが必ずしも有効的に使えるカードでは無く、ダメージレースにおいて安定性に欠けます。テスト段階でどんどん枚数は抜けていった結果、0枚という結論に至りました。

 

・『冷酷な暗殺者』

場に指揮官がいれば疾走必殺の一撃で活路を開くことができますが、指揮官がいないとただの1/1と大差ありません。そのため指揮官の有無に関係なく出したターンにフォロワーを除去できる『ブリッツランサー』に差し替えられています。

基本的にカード1枚で完結出来るカードを採用し、上記のように条件次第でパフォーマンスの質が上下するカードは極力抜いてあります。

 

入れたカードについて

コンセプトである「点」の一点突破攻撃が出来るフォロワー、またはそれらを支えるカードを投入しています。掻い摘んで説明します。

 

・『パレスフェンサー』

このデッキのコンセプトに合致した能力を持つ優秀なフォロワーです。

序盤は『クイックブレーダー』などを強化してダメージ効率を高め、後半は『師の教え』と共にフォロワーの攻撃力を一気に高めてフィニッシャーを作り出すことが出来る器用なカード。

ターン終了時までなく永続的に+1/+0修正を加えることが優秀で、1ターン目1コスフォロワー、2ターン目こいつで攻撃力2のフォロワーが2体作れます。1コスフォロワーが『クイックブレーダー』なら2ターン目にして3ダメージを叩き出すことが出来ます。このデッキにおける非常に強いムーブです。

また2ターン目に相手が除去を打ってきてもこのカードに除去を当てられることが殆どで、『クイックブレーダー』は生き残り、返しのターンに追加の『パレスフェンサー』でさらにサイズを大きくして殴りに行くことができるなど、「点」の動きをサポートするのに持ってこいのカードです。2枚で回していた時もありましたが、『クイブレ』→このカードの動きが非常に強力なため3枚採用にしました。

 

・『師の教え』

『パレスフェンサー』と共に「点」の動き達成のサポートをする1枚。追加の『パレスフェンサー』的な立ち位置です。

さっき1枚で完結出来るカードを採用したと言いましたが、このカードだけは単体で機能を果たすことが出来ません。それでも投入しているのはキャントリップで付いているドローが強力なためです。

ダメージを叩きつつ後続のフォロワーを引き寄せることが出来るのはアグロデッキにおいて非常に強い動きです。このカードを使用→ドローで追加の『師の教え』を引いてさらに強化という流れも、同じ1点を追加で与える『エンジェルスナイプ』には出来ない芸当です。

正直な話、ダメージ1点をさらに稼ぎ出すだけなら『エンジェルスナイプ』でことは足ります。が、『エンジェルスナイプ』では息切れが非常に早く、トドメの一撃には使えても序盤では思った以上の活躍をすることが出来ませんでした。上記の点からも若干のリスクを抱えても『師の教え』を採用しています。

 

・『御言葉の天使』

前半は出た時に1点ダメージを追加で与え、後半は弱りきった相手のフォロワーを除去したり1点ダメージでフィニッシュのアシストをしたりと意外と汎用性が高いカード。ダメージ先をプレイヤーかフォロワーかを選べるのは優秀。

『ブリッツランサー』と2:2で採用していますが、環境によってはピン挿しになるかも知れません。

 

・『ブリッツランサー』

抜いたカードの項でも説明しましたが、『冷酷な暗殺者』の役割兼アタッカーとして機能しています。

基本的に3ターン目に出して守護フォロワーや宿敵『ユニコーンの踊り手・ユニコ』と相打ちしてしまい、場に残ることはあまりありません。

しかし運良く生き残れた時には打点3が相手の顔面目掛けて突っ込め突っ込め〜!してくれます。補強カードがあれば4ターン目にして打点4!。非常に強力です。相打ちでも最低限の仕事を果たし、生き残ればさらなる爆発を見込めるカードです。

 

 ・『ケンタウロスヴァンガード

『師の教え』と同じ1枚ではポテンシャルを発揮できないカード。従来は『王家の御旗』設置後に真価を発揮するカードですが、このデッキには僅か2コストの指揮官『パレスフェンサー』が3枚投入されています。そのポテンシャルを比較的早いターンから発揮することが出来ます。「たら、れば」の話になってしまいますが、2ターン目に出した『パレスフェンサー』が生き残っていればこのカードと『師の教え』で3ターン目に3点打点を作り出せます。さらに『パレスフェンサー』の2点と合わせれば一気に5点ダメージ!これは投入する価値アリアリですよね。

 

このように小回りが利き、かつコンセプト「点」に見合うカードを投入しました。それ以外は割と普通な投入カードだと思います。

疾走でプレッシャーを与えながら攻撃力を集中させて1撃を重くする。ゲーム後半は5点6点を叩き出すことがザラなので使っていて爽快感もあり非常に楽しくゲームすることが出来ます。

 

成績も最大で12連勝。油断した相手のライフをごっそり掻っ攫っていくのは病みつきになります。

構築については以上です。長くなってしまったので次の記事で立ち回り方を解説していきます。ここまで読んで頂きありがとうございました。

 

【実践編】に続く